千葉支部

「飯塚学長講演会・親睦会」に参加して

穴澤志津子 (昭和53年被服学科卒 / 横浜市在住)

昨年末、姉の同級生である芝田エミ様より、「千葉県支部で飯塚学長の講演会が開催されるので参加しませんか」とのお誘いをいただき、驚きと懐かしさのあまり、早速、千葉県在住の友人に連絡、二人で出席させていただきました。

今から28年前、先生が教授になってはじめてゼミナールを開講された時の第1期生が私達でした。

先生は大変若々しく行動的で、ゼミナールの合間には、お子様達との数々のお話や写真、時にはご主人とののろけ話などを披露してくださいました。21・22才の私達にはとてもうらやましく、まぶしく感じられると同時に女性としての生き方や指針を指し示していただきました。それから28年の月日が経過した今、先生の講義を再度お聞きできるチャンスが来ようとは夢にも思っておりませんでした。

1月22日の当日が待ちど おしく、当日は横浜を午前8時に出発、初めての柏にGO! 10年ぶりの友人との再会もあり、懐かしさのあまり話に夢中になりながらも会場に到着。会場となったプラザヘイアン柏には既に先生は到着されており、小走りに駆け寄ったところ先生は、「どうしたの? いつから千葉県民になったの?」と私に相変わらずの柔和な表情で声をかけてくださいました。28年間もの間、忘れずに覚えていて下さった事、本当にうれしく、有難く思いました。

『下田歌子と家政学』と題する先生の講演は、久々にレジメなるものを手にして学生に戻ったような思いで聞き入りました。102年前に21世紀の現在を見据え、「今」だからこそ必要不可欠なことをなしておかなければならないと説かれたことを知り、まさに「目からうろこ」の思いでした。学生時代にこの家政学の真髄を知っていれば――!! しかし、この想いは50歳を迎える今、女性として結婚、出産、子育て、家庭生活、介護等々の経験をしてきた今だからこそ、理解と共感を持って心に染み込む講演として聞くことが出来たのかも知れません。

先生の従前以上のバイタリティーに溢れる若々しさに大いに刺激され、自分も「これからだ!」、と帰宅の車中で気合をいれて横浜に帰ってきました。

横浜には支部がないと聞いており、あつかましくも千葉支部までお邪魔をしてしまいましたが、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。本当に有難うございました。

最後なりましたが、私達の母校「実践女子大学」のますますのご発展を心からお祈りいたします。

(協力・東 由美 / 実践桜会千葉支部)