実践桜会の歩み

※このコーナーは下田歌子生誕150年記念CD「同窓会の歩み」より転載しました。
  このCDをご希望の方は、広報担当へお申し込みください。

下田歌子生誕150年記念CD「同窓会の歩み」について

このCDは学祖の生誕150年を記念して、平成16年に実践桜会が作成いたしました。
  2枚組で構成され、disk(1)には同窓会誌「那与竹」の影印(写真)を中心に、記念誌『101年のあゆみ』とその補遺(2002年〜2004年9月)、桜会の定款などが収載されています。

 同窓会誌「那与竹」は創刊号以来既に67号を数えますが、その間には関東大震災や東京大空襲等の災禍があったために、残念ながら少なからざる「那与竹」が散逸してしまっています。学祖の生誕150年というこの節目の年の記念事業にあたって、私たちはまず現存する同窓誌「那与竹」を保存することを考えました。そして単に保存するだけではなく、それをより多くの皆さまにより簡便にご活用いただけるにはと考え、CD化をはかることにいたしました。

  基盤となったのは、「那与竹マイクロフイルム」(1996年 実践女子学園記念事業事務室作成)です。城田秀夫部長が中心となって、散逸していた「那与竹」を収集・整理しマイクロ化なさったもので、学友会で出版された2種類の「那与竹」(実践女学校と実践女学校専門部のもの)と同窓会で出版された「那与竹」と、合計3種類の「那与竹」の影印を収録、現在は実践女子学園総務部に保管されています。今回、学園側のご厚意によりこのフイルムをお借りし、新たに「収載資料一覧」を付けました。

  またビジュアル篇ともいえるdisk(2)には、在りし日の下田先生のお声や運動会時の映像の他、実践女子学園創立100周年を記念して作成されたビデオ「はばたけわが娘等よ」等が収めてあります。このdiskをご覧になれば、学祖はもちろんですが、明治期以来その時々の学園の映像や実践で学んだ同窓生たちの姿を見ることができます。

 その意味では、実践桜会の生きた歴史がこの1組のCDの中に入っているといっても過言ではありません。CD化にあたり、多大なご協力をいただきました関係者の方々に感謝の意を表しますと共に、一人でも多くの皆さまにこのCDをご覧いただけますことを心より願っております。

平成16(2004)年11月吉日
社団法人教育文化振興 実践桜会 理事長  若松幸子