ニューヨーク支部

実践キャリアネットについて

キャリアネットが発足するという話を聞き、ふと私が学生のころこのような企画があればよかったのになーと思ったと同時に、一卒業生また一人の"職業婦人"として、少しでもお役に立つことができれば幸いだと思います。

私が卒業した頃の日本の経済事情は、わゆる"バブル"の真っ最中で、就職率ほぼ100%の時代でした〓

そんな中でもやはり就職活動するにあたり、いろいろ手探り状態で不安も一杯でした〓今のようにインターネットがあり、企業のホームページに簡単にアクセスでき、必要な情報がすぐ手に入るわけでもなかったので、私自身が得た情報は四季報など、限られた印刷物からにしかすぎませんでした〓

当時も確か約10〜20人ぐらいの卒業生で、業種の異なった企業で活躍している先輩達が半日学校に来てくださり、学生の質問に答えたりアドバイスをしてくれたりしたのを覚えています。しかしたった数時間では、個人レベルでは物理的に到底満足できるほど色々な話を聞けたわけではありません。

無形資産でお金では買えない"ネットワーク"というものは、仕事をしていくにあたりとても大切なものです。

現在私がいるNY近郊でも、私は運良く実践の先輩で、私の現在の職業の先輩にもあたる方にお会いできて本当に感謝しております。資格試験の相談から細かい業務の事、会社を変えた時など、また実践NY支部のこと等で相談させていただき、私の良きMentor (メンター) です。

このMentorという英語は、日本で言うまさに"先輩"みたいなものです。アメリカの大企業では、よくこのMentor Systemというものがあり、尊敬信頼出来そうな人を自分のメンターとして選び、自分のキャリアの事で相談したいことがあったり、将来の選択で悩んでいたりしたときに、的確なアドバイスを受けたりしています。

今回のこのキャリアネットにより、多くの学生と卒業生がお互いに刺激し合うようなPositiveな関係の構築に繋がり、成功を祈っています。

(細田美也子 / ニューヨーク支部長)

 
 

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