関西支部

関西支部だより  

           紅林誠子

 私の娘が当時 (10 年前 ) 通っていた OS 高等部では、東京の S 女子大への希望者が 90 %近くでした。当時も今も一学年 120 名ですが、その内そのまま S 女子大へ進学する者は、今は 10 名? 20 名となってしまったという現実を伺うと、本当に女子大の生き残りが地元の関西でも如何に難しいかという事を痛感しています。
 関西の有名私立の大学は、他の大学との結合、すなわち医学部、薬学部などを傘下に置いて総合大学に変身したり、又、中高一貫有名私立高校と連携を結んで、推薦入学者を受け入れる等して、平成 19 年度からの大学全入時代に対応しようとしています。
 私も母校を愛するという母校愛精神から、母校へ素晴らしい優秀な後輩をお誘いしたい一心で、自分達の可能な範囲で、学校案内のパンフレットを持って、ご近所の進学校を訪問する活動を続け今年で 4 年目に入りました。
訪問先の進路部の先生に訪問の目的をお話しすると、好意的な対応を頂き有難く思います。 100 年の歴史を維持されている実践女子学園の堅実な校風に、理解と評価の嬉しいお言葉を頂戴したりも致しました。
 少子化で来年度より全入時代に突入する大変な時期を迎え、ほんのささやかな事ですが、学生確保のお手伝いが出来ましたことを嬉しく思っております。
 母校の益々の繁栄を心より願っております。
 
 
close