科会だより

 
 

実践英文科会について

母校に修業年限3年の英文専攻科が創設されたのは、大正13年 (1924年) のことで、以来、英文科はおよそ80年にわたる歴史の間に、多数の卒業生を世に送り出してきました。しかしその歩みは、第2次大戦中に英語を敵国語として追放する国策によって阻まれ、昭和24年 (1949年)に大学として、また、昭和27年 (1952年)< に短大として蘇ってのちも、新旧両校の卒業生間の空白は、埋められぬまま歳月が流れました。 丁度、英文科創設50年に当たる昭和49年を目前にして、先輩方から声が掛かり、専門、大学、短大の卒業生が一堂に会したその盛宴をきっかけに、「英文科会」の構想・発足まで一気に事が進んだのです。昭和52年 (1977年) 6月5日、暑い日曜日でした。 それから四半世紀経た現在も、先輩から後輩へと引き継がれていく信頼と結束、ボランティア精神のなかに、「親睦の会にしましょうね。」と言われた先輩の第一声が生きているのを感じます。私たちは、これを会の心として、実践桜会の公益活動などに歩調を合わせ、生涯学習や、地域社会から国の内外までを視野に取り込んだ社会活動を広げていきたいと考えています。 皆さまの積極的なご参加を心からお待ちしています。

【謹告】

英文科会会長でありました成田廸子実践女子大学名誉教授 (大学28年卒) には、平成16年4月28日に肺動脈梗塞のため急逝致しました。葬儀は5月2・3日に、目黒区碑文谷のカトリック碑文谷教会 (サレジオ教会) で執り行われ、アンジェラ成田廸子として帰天を致しました。故人の冥福を祈ると共にこれまでの皆様方のご厚誼のほど心から感謝致します。

本会としては、本当に思いがけないことの上、訃報に接しましたのが連休中でありましたために、会員の皆様に迅速にお知らせするすべがなく、また、発送作業の最中でもありましたので、英文科創設80周年祝賀会のご案内状には、前々から先生が開催を楽しみにされていたお気持ちにお応えし、ご供養のためにも、発起人代表としてお名前をお残しすることにいたしました。

会員関係者皆様へのご連絡に手落ちがありましたり、大変異例の形でご案内を差し上げたりいたしましたが、このような事情をお汲み取り下さいますようお願い申し上げます。

(篠田俊子/実践英文科会代表)

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