千葉支部

飯塚学長講演会
 

 実践女子大学飯塚学長講演会を1月31日、船橋市勤労市民センターで行いました。千葉支部の講演会で始めて公開という形で挑戦してみました。1月の船橋市政だより広報「ふなばし」、そして1月27日付朝日新聞「ちばマリオン」の二箇所に掲載したお陰で、一般の方々も多数参加してくださいました。

 講演会の準備にあたり、たくさんの会員の方々にお世話になりました。20人による500件の電話掛け、650通の封書の発送、当日の係り等々、千葉支部の会員の方々のお一人お一人の暖かいお気持ちに支えられ、すばらしい連携プレーで、盛況に終えることができましたことを、感謝申し上げます。

千葉支部長 47年大被 出家成子

 

 去る1月31日に、千葉支部18年度最大のイベントである飯塚学長先生による、公開講演会が行なわれました。あいにくの雨模様でしたが、120名近くの方が参加され「女性と職業」についての先生の熱い講演に一同感激いたしました。

 まず、100年も前に既に下田先生が「女性が職業を持って生きることの重要性と必要性」を説かれ、教育・実践しておられた事実をふまえ、現在、社会的環境・教育レベルにおいても西欧諸国に引けをとらない恵まれた日本において、いまだ女性の職業における地位の低さを統計等の資料を示されお話されました。少子化が進む日本においてこれを打開するためには、子育てと仕事が両立できる女性の職業環境を整えることが第一で、それには女性の声を反映させるために議員の半数が女性であることが必要とお話され、今更ながら自らの認識の甘さを反省いたしました。またこれを実践していくには、子どもの教育「自らのことは自らの手で行える自立した人間」を育てることが大切であるとお話され、大いに納得いたしました。

 この会は公開でありましたが、同窓生の親睦を図るため、講演後に茶話会を用意し、50名の参加を得て楽しく午後のひと時を過ごすことができました。30代から70代の方が合間みえ、時は違えども同じ学び舎で学んだという事実が親しさと安心感を生み、皆様笑顔で和気あいあいとお喋りに花が咲き、時が経つのを忘れ、1時間半があっという間に過ぎていきました。

 それにしても、いつも学長先生が支部に見えますと、被服の方々が「先生、先生」とかつての恩師を囲み、昨日までご一緒だったように話しかけ、先生も何の隔たりもなくそれにお応えになるのを見るにつけ、被服の方はなんという贅沢で幸せな時を持っているのだろうと本当に羨ましく思います。これはかつて飯塚先生の授業を受け、励まされ、叱られ、育てられていった子ども達だからこそ、そうできると思うのです。先生、どうかいつまでもお元気で、その若々しいパワーを私達にも分けてください。卒業生もこの会に出て、元気をもらった、楽しかった、幸せだったとおしゃってお帰りになられました。

 公開講演会ということで多少の不安もありましたが、皆様のこのようなお話を伺い、私達の今回の企画は、まずは成功だったのではないかと自負する事で、次への力としていきたいと思います。

49年大英 植松ちどり